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そんなタイトルの映画がありました。
母親に置き去りにされた子供たちが、色んなツライ目に合う、そんなストーリーだったと思います。

でも、今回はそれとは違う話。

年末、古本屋で懐かしい本を見つけて、つい衝動買いしてしまいました。
1冊105円で、シリーズ5冊分をまるっと購入。
今日、ようやくそれを読みました。

読んだと言っても、子供の頃に何回も読んだ本なので、自分の記憶の中の筋を追うように斜め読みした程度でしたけど。
『誰も知らない小さな国』シリーズです。
冒頭で映画の話をしたのは、似たようなタイトルでも読後(視聴後)感が全然違うんだなぁ、と何となく思ったから。

ざっくりとストーリーを話してしまうと、人間に見つからないように隠れて暮らしている小人と、彼らの味方になった人間の話。人間の家から火種などを借りるという記述もあるので、アリエッティとも通じる所はあるでしょう。

気に入っている理由は、やはり、ワクワク感でしょうか。
現実に彼らはいるのかも、と思わせる文体で、読み終わった後は、つい彼らを探してしまったり……。
全5冊を一気に読んでしまったけれど、時代は終戦後から高度経済成長期あたりなのかなぁ?
出版された時期を考えれば、そのまま当時の社会を組み込んでいるんだろうけれど、今になっても面白く感じるのは、やはり作者の文章がうまいから?

児童文学はたまに読むと、すごく心に染み入るから不思議です。
あと、読んでいて頭も疲れないし。

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