× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
※本記事は微グロを含んでおります。
遊びに行ったT先輩の所から帰る途中、K浜東北線でのことでした。 乗って一駅目で、私の二つ隣に座った人に、その後から乗り込んで来た社会人男性グループが、ぎょっとした様子で、 「おじさん、大丈夫ですか!?」 横目でちらりと様子を見れば、ベージュのズボンに血の手形。いやマジで。 さっきから妙に鉄錆っぽい臭いがあると思ったら、あなたでしたか。 指摘されたおじさん(おじいさん?)は、ちょっとあわてた様子で、なぜか傷口を押さえていたハンカチで、床に垂れた血を拭くという行動に。 あわてて、若い男性がそれを押しとどめ、「おじさんは座ってて!」と代わりに床を拭いた。 「どうしたの、それ? ケンカ?」 「いや、○○あたり歩いてたときに、ちょっと、こけて……」 「大丈夫? 駅員さんに声かける?」 「大丈夫、大丈夫。……それにしても、なんていうか、日本って国もそう捨てたもんじゃないよね」 「は?」 「君みたいに、親切な人がいるからさ。中国とかだとさ、ダメだよ。電車も時間通りに来ないし……」 脈絡のない話に、聞き耳を立てていた私は、酔ってるんだと判断しましたよ。 でなきゃ、それほど大怪我でもなさそうなのに、そんなに血は出ないし! 大怪我だとしたら、そんなに平然とした顔しないし! そんなことを考えてたら、本気で心配になったらしい男性が、 「おじさん。どこまで行くの?」 「I袋」 「じゃ、どっかで乗り換えるんだよね?」 「うーん、T端かなぁ?」 「……あ、ダメだよおじさん。それで傷口押さえたら! バイキン入るから」 「大丈夫大丈夫。70も越えると、この程度のバイキンなんて問題ないから」 いや、抵抗力弱ってるから、問題大有りですよ? さすがにヘルパー講座で、さんざんお年寄りの生態について学んだので、まぁ、これも仕方のないことと、おじさんに声かけて、持ってたハンカチ渡しました。傷口これで押さえてください、って。 ちょっと前にコンビニで買ったハンカチだから、思い入れも何もなかったので問題なし。 ……で、結局、その若い男性、おじさんに付き添ってホームへ降りていきました。 同行のグループの人たちに「先に行ってて」と声をかけた。 私はまだ降りる駅じゃなかったので、そのまま見送ったけど。 ついでに持ってたGATSBYで血のついた手すり拭いたけど。 いまどき、感心な人もおるものです。 PR |
カレンダー
ブログ内検索
|