忍者ブログ
[338] [337] [336] [335] [334] [333] [332] [331] [330] [329] [328]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

※本記事は微グロを含んでおります。

遊びに行ったT先輩の所から帰る途中、K浜東北線でのことでした。
乗って一駅目で、私の二つ隣に座った人に、その後から乗り込んで来た社会人男性グループが、ぎょっとした様子で、
「おじさん、大丈夫ですか!?」
横目でちらりと様子を見れば、ベージュのズボンに血の手形。いやマジで。
さっきから妙に鉄錆っぽい臭いがあると思ったら、あなたでしたか。
指摘されたおじさん(おじいさん?)は、ちょっとあわてた様子で、なぜか傷口を押さえていたハンカチで、床に垂れた血を拭くという行動に。
あわてて、若い男性がそれを押しとどめ、「おじさんは座ってて!」と代わりに床を拭いた。
「どうしたの、それ? ケンカ?」
「いや、○○あたり歩いてたときに、ちょっと、こけて……」
「大丈夫? 駅員さんに声かける?」
「大丈夫、大丈夫。……それにしても、なんていうか、日本って国もそう捨てたもんじゃないよね」
「は?」
「君みたいに、親切な人がいるからさ。中国とかだとさ、ダメだよ。電車も時間通りに来ないし……」

脈絡のない話に、聞き耳を立てていた私は、酔ってるんだと判断しましたよ。
でなきゃ、それほど大怪我でもなさそうなのに、そんなに血は出ないし!
大怪我だとしたら、そんなに平然とした顔しないし!

そんなことを考えてたら、本気で心配になったらしい男性が、
「おじさん。どこまで行くの?」
「I袋」
「じゃ、どっかで乗り換えるんだよね?」
「うーん、T端かなぁ?」
「……あ、ダメだよおじさん。それで傷口押さえたら! バイキン入るから」
「大丈夫大丈夫。70も越えると、この程度のバイキンなんて問題ないから」

いや、抵抗力弱ってるから、問題大有りですよ?

さすがにヘルパー講座で、さんざんお年寄りの生態について学んだので、まぁ、これも仕方のないことと、おじさんに声かけて、持ってたハンカチ渡しました。傷口これで押さえてください、って。
ちょっと前にコンビニで買ったハンカチだから、思い入れも何もなかったので問題なし。

……で、結局、その若い男性、おじさんに付き添ってホームへ降りていきました。
同行のグループの人たちに「先に行ってて」と声をかけた。
私はまだ降りる駅じゃなかったので、そのまま見送ったけど。
ついでに持ってたGATSBYで血のついた手すり拭いたけど。

いまどき、感心な人もおるものです。

拍手[0回]

PR


忍者ブログ [PR]
twitter
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新記事
ブログ内検索
バーコード