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じーさまの四十九日も滞りなく終わりました。
何でか分からんが、般若心経をほぼ暗記している自分が憎らしい……。
いつだったか日光に行った時に、絵解き心経を買って、折に触れて読んでいたからか。
非実用的なスキルだなぁ。

じーさまの所の床の間に飾ってある掛け軸の文章が気になっていたので調べてみたら、意外とあっさり見つかりました。
『和漢朗詠集』の「王昭君」という漢詩でした。

王昭君というのは、中国、前漢の帝の後宮にいた美女で、前漢の敵国である匈奴の将軍に贈られてしまったという人です。
帝が多くの妃たちの絵姿を書かせた際、王昭君は画家に賄賂をおくらなかったのでブスに書かれてしまいます。
匈奴の将軍に、妃の一人を贈ることが決まった時に、帝はブスに描かれた王昭君を選びます。
匈奴へと向かう前に、別れの挨拶に来た王昭君を見て、帝はびっくり!美人じゃないですか。
でも、一度決めたことを覆すわけにもいかず、惜しみながら匈奴へと贈る羽目になったのでした、まる。
参考サイト:謡跡めぐり 昭君

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